仕事を続ける上で目的意識はとても大切ですが、何が目的かは人によってそれぞれ異なります。
まず、経済的な安定を目的にする場合があります。
本来は音楽家や経営などやりたいことがあるものの、将来の生活を考えた結果収入の安定している職業を選んだという方もいます。その場合、労働はあくまでも収入を得るための方法と割り切り、趣味として音楽を続けるといった、労働と趣味を分けていく方法があります。
次に、誰かのためになりたい、誰かを笑顔にしたいということを目的とする場合があります。
この場合、収入面よりも仕事内容を重視して職業を選択していくことになります。その結果収入は多少減る可能性がありますが、意欲を持ちながら働くことができ、充実した生活を送ることができます。
さらに、求められる役割を果たさなければならない場合があります。
例えば、代々続く会社や飲食店などを継ぐことが求められた場合、給料ややりがいというより、自身に求められている役割という点を重視する必要が出てきます。
このように、人によって目的意識は異なります。しかし、仕事や生活に対して充実感や満足感を得られるかどうかは、意識をどれほど持つことができるかどうかに大きく左右されます。
例えばやりがいに重視を置いているのであれば、残業時間が多いといったあまり魅力的ではない条件があった場合に妥協点を見つけやすくなり、より自分に合った職場を探す際の基準になります。そのため、目的意識を持っている方が充実した生活を送りやすいです。